たった3か月で生成AI活用に成功した実践事例 – 企業情報収集編

こんにちは。
働き方や働く場所をトータルでサポートしている株式会社弘法です。

近年、生成AIが急速に注目されていますが、むしろ私たちのような人手や時間に限りのある中小企業こそ、有効に活用していくべきだと感じています。しかし、実際には生成AIをビジネスシーンで使用されている方は多くありません。生成AIの活用は難しそうと思われがちですが、決して難しくなく、弊社ではたった3か月で生成AI活用の成果が出ました。

今回は、生成AIの活用におけるポイントと顧客情報の収集・リサーチに生成AIを活用した事例をご紹介します。弊社では、1件2時間かけていた情報収集時間をたった10分に削減しました。「企業の情報収集に時間をかけている方」や「情報収集をする時間が確保できていない方」「訪問時の会話の質を上げたい方」にぜひご覧いただきたい内容です。

以前の課題：手探りの情報収集と浅い商談

生成AIを活用する前、私たちは新規訪問企業の情報収集に多くの時間を費やしていました。主な情報源はGoogle検索で、企業のWebサイトを閲覧し、基本的な情報を得ることから始まります。しかし、検索結果からさらに深い情報を得ようとすると、情報が多岐にわたり、どの情報が重要なのか、どの情報を信じて良いのか判断に迷うことが少なくありませんでした。

苦労して集めた情報をもとに資料を作成し、商談に臨むものの、事前の情報が不十分であるため、お客様との会話が表面的なものになりがちでした。「何かお困りではありませんか？」といった漠然とした質問では、お客様の具体的な課題やニーズを引き出すのは困難であり、結果として提案の精度も上がらないという課題を抱えていました。情報収集に要する時間は、1件あたり約2時間にも及んでいました。

生成AIの活用で効率的かつ質の高い情報収集が可能に

生成を活用することでこの状況は一変しました。今では、新規訪問先の情報収集は驚くほど効率的かつ質の高いものになっています。

具体的には、生成AIが企業の基本的な情報はもちろんのこと、その企業が属する業界の動向や課題までを自動で分析し、整理してくれるようになりました。これにより、私たちは事前に訪問企業の潜在的な課題やニーズを具体的に仮説立てて商談に臨むことができるようになりました。

この変化は、商談の質に大きな影響を与えています。お客様との会話は、「もしかして、〇〇のような課題をお持ちではないでしょうか？」といった具体的な問いかけから始まり、お客様自身も気づいていなかったような潜在的なニーズを引き出すことができるようになりました。結果として、お客様との会話の質が向上し、より深い信頼関係を築きやすくなりました。 また、お客様の課題に対する仮説が事前に立てられているため、提案の精度も格段に高まりました。

効果：情報収集時間が劇的に短縮、提案の質も向上

これまで2時間かかっていた新規訪問企業の情報収集は、なんと約10分にまで短縮されました。この劇的な時間短縮は、私たちに多くのメリットをもたらしています。情報収集に費やしていた時間を、提案内容の検討やお客様とのコミュニケーションの準備に充てられるようになり、営業活動全体の効率と質が向上しました。

まとめ ― 生成AIは「業務改善」と「企業成長」を後押しする

今回は企業の情報収集業務 に生成AIを取り入れ、「2時間 → 10分」という劇的な時間短縮と品質向上を実現した事例をご紹介しました。普段なにげなく行っている業務でも、生成AIを取り入れることで大幅な改善や品質向上を実現できる可能性があります。

とはいえ、「生成AIに興味はあるけれど、何から始めていいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そういった方向けに、弊社では生成AIのビジネス活用をテーマとした無料セミナーを開催しています。セミナーでは、生成AIを活用するためのポイントや今回ご紹介した以外の事例もご紹介します。以下より詳細を確認できますので、まずはご確認ください。