5S【整理・整頓・清掃・清潔・躾】のススメ
ムダを省いて生産性アップ! オフィスが活性化して人材も育つ!
5S活動とは~5Sの必要性~
中小企業が生き残るための必須活動
5S活動とは、企業の職場環境の改善や維持に必要な「整理・整頓・清掃・清潔・躾」という5つの活動のことです。
これらは一見、断捨離や片付けといった環境整備活動と同じように思われがちですが、働き方改革が進む現代においては計画的に組織内に取り入れることで、生産性アップや人材育成など、オフィス活動の活性化をもたらす重要なファクターとなり得ます。
中小企業の多くは、これまで長時間労働で利益を生み出してきましたが、時代の流れとともに今後は労働時間を短縮しながら利益を確保していかねばなりません。
そのような背景からも、5Sは中小企業が生き残るための必須活動となってきています。
成果を出す秘訣は目的設定と意識統一
とはいえ、ただ漠然と5S活動を行っても根本的な改善にはなりません。
成果を出すためには、自社の課題に向き合って5S活動に取り組む目的(=ゴール)を明確にし、社内全体で共有しながら意識統一して取り組む必要があります。
目的設定は各社の課題によって様々ですが、例えば、「生産性のアップ」「社員の意識改革」「社内のコミュニケーションを高める」といったことがあげられます。
ムダを省いて生産性をアップ
5S活動の基本は「ムダを省く」ことです。
例えば、一般的なオフィスワークでは、ものや資料を「探す」ために1日1時間程度かかっていると言われています。
そういったムダを省くことで実働時間(価値を生み出す時間)が増えて生産性がアップしますし、労働時間の短縮にもつながります。
そして、この「ムダを省く」ということを目標に取り組んだ結果が、上記のような目的達成にもつながっていきます。
5S活動がもたらすメリット
5S活動の3大メリット
では、5S活動に取り組むことで、実際企業にどのようなメリットがあるでしょうか。
細かくは各企業の目的設定によって変わってきますが、大きくは3つのメリットがあります。
先述した「ムダを省くことで生産性がアップする」以外にも、社内の意識が統一されることでオフィス活動が活性化したり、整理・整頓・清掃によって快適な環境になることで、働くモチベーションが高まるといった相乗効果があります。
なお、5S活動それぞれには、以下のメリットもあります。
必要なものと不必要なものに分け、不要なものを捨てること。
メリット
必要な時に必要なものを見つけやすくなり、探す時間のムダが減ります。
必要なものをあらかじめ決めた場所に配置し、誰が見ても分かる状態にすること。
メリット
必要な時に必要なものを取り出しやすくなり、作業効率が上がります。
身の回りを整え、オフィス内をキレイにし、掃除すること。
メリット
整った状態を保つことで、集中して気持ちよく働くことができます。
3S(整理・整頓・清掃)の状態が崩れた時に、すぐに元に戻しキープすること。
メリット
3S(整理・整頓・清掃)が定着し、当たり前の状態になります。
「整理・整頓・清掃・清潔」を習慣づけるために、社員に指導・教育すること。
メリット
社内の意識が統一され習慣化することで、外部からも良い印象を受けるようになります。
5S活動の進め方
トップダウンではなく、会社全体で進める
5S活動を進めるには、上層部からの一方的な指示ではなく、会社全体で意識を統一することが大事です。
そのためにも、下記のような3つのステップで進めるとよいでしょう。
【ステップ1】目的を明確にして共有する
「何のために5S活動に取り組み、会社としてどのようなメリットを期待するのか」について明確にし、社内全体で共有しましょう。
【ステップ2】業務フローを明確にする
5S活動を進めるに当たり、「いつ・誰が・何を・どのように」行うかについて具体的な業務フローを明確化し、ルール化しましょう。
【ステップ3】経過の確認と見直しをする
業務フロー通り取り組めているか、計画通り進んでいるかなど、定期的に経過や課題を確認し、改善を行いましょう。
5Sについてのご相談承ります
株式会社弘法では、社員によるオフィス改善委員会の活動を行なっており、その中の5S委員会が社員の意見を取りまとめ、ルール化や改善を主導して行なっています。
5Sの進め方に関するお悩みがございましたら、是非ご相談ください。
事例紹介
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