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5S活動【清潔】 <br>清潔の実践 3つのポイント
環境整備

5S活動【清潔】
清潔の実践 3つのポイント

清潔とは

3S活動(整理・整頓・清掃)の状態をキープ(標準化)することです。そして、もし3S活動の状態が崩れた場合でも、すぐに3S活動が達成された状態に戻すことができる環境にあることを指します。

期待されるメリット

3S状態の標準化と意識の向上
「清潔」が根づくことによって、3S活動(整理・整頓・清掃)が浸透した状態を標準化することができます。また、オフィス全体で3S活動に対しての意識が前向きになるため、もし整理・整頓・清掃の状態が崩れた場合でも元に戻しやすく、オフィスの3S活動のレベルも自然と高まっていきます。

清潔の実践 3つのポイント

■ポイント1:現状の「モニタリング」

■ポイント2:改善点の「提示・実行」

■ポイント3:異常を「見える化」

 

【ポイント1】現状を「モニタリング」する

3S活動の状態の「把握」

3S活動(整理・整頓・清掃)をキープするためには、「それぞれで決められた基準通りにきちんと実施されているか」を定期的にモニタリングし、状況を把握しておく必要があります。
持ち回りで担当エリアを決めるなどして定期的に見回り、実施状況を確認するようにしましょう。
あらかじめ決めた基準をベースに点数化したり、現状を写真に撮影しておけば、より明確になります。
そしてその結果をもとに、期限を決めたうえで改善を行います。


【ポイント2】改善点を「提示・実行」させる

3S活動の乱れの「改善」

モニタリングで見つかった3S活動の乱れを放置しておくと、3S活動はどんどん停滞していきます。
そのため、見つかった改善点はその都度担当者に伝え、実行できるよう促していきましょう。
改善点はエリアごとに期限と担当者を明確にしたうえでシートにまとめ、オフィス全体で共有するようにするとよいでしょう。
改善の進捗状況は、定期会議などで公の場で確認するようにし、進んでいないことを指摘するなど、確実に実行される仕組みづくりが大事です。


【ポイント3】異常を「見える化」する

3S活動の「標準化・意識向上」

3S活動を標準化していくには、モニタリングや会議での指摘だけでなく、オフィス全体の意識も高めていく必要があります。
そのためにも、日頃からオフィス全体で3S活動の基準を「見える化」しておき、基準から外れた場合にはその「異常」に誰もが気づける状態にしておきましょう。
例えば、ものを捨てる基準や資料の置き場所を図にして貼り出したり、身だしなみなどを仕事基準書に明記して配布しておくとよいでしょう。

 

複雑や煩雑な仕組みになっていませんか?

3S定着の秘訣は、明確な目的とシンプルなルール!

3S活動(整理・整頓・清掃)が定着しない場合、その理由として、活動の目的が明確にされていないことがあげられます。
整理・整頓・清掃、それは「なぜ行うのか」という目的を理解していない人にとっては、単なる年に数回行う大掃除と変わりません。
したがって、「3S活動が継続しない…」とお悩みのオフィスの場合、まずは目的を明確にしてオフィス全体で共有することから始められてみてはいかがでしょうか。

また、3S活動(整理・整頓・清掃)が定着しないもう一つの大きな理由としては、ルールや仕組みが複雑であったり、不明確なことがあります。
いくら実行の意思があっても、場所によってやり方がまちまちだったり、または細かく複雑であったりと、理解できないルールは守りづらいものです。
ルールは絶対に必要ですが、「誰が、いつ、何を、どのように」がひと目でわかるシンプルなものにしましょう。

5Sについてのご相談承ります

株式会社弘法では、社員によるオフィス改善委員会の活動を行なっており、その中の5S委員会が社員の意見を取りまとめ、ルール化や改善を主導して行なっています。
5Sの進め方に関するお悩みがございましたら、是非ご相談ください。

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